物価の上昇を受けて、節約を頑張っているのに家族が協力してくれない、話し始めると雰囲気が悪くなってしまう、何を話したらいいかわからない。それらの悩みは、年に一回のマネー会議が解決してくれます。

家計のやりくりを工夫して2,000万円貯めた、ファイナンシャルプランナーであり主婦のサンキュ！STYLYライターさくのんが、マネー会議のコツをご紹介します。

マネー会議の目的

マネー会議の目的は、無駄づかい、すれ違い、お金の不安をなくして、納得してお金を使うことです。

一人で節約をしていても、他の家族が無駄づかいをしていたら、節約は成功しません。節約する理由を家族に共有し、必要性を感じてもらいましょう。

子どもも、理解できる年齢なら実際の収入や支出の話をして、無駄づかいを減らす協力をしてもらうのもいいですね。子どもをマネー会議に巻き込むことで、自然とお金の価値についても教えることができます。

家計管理や節約の失敗は、すれ違いから発生することが多いです。家族全員で同じ目標を持つことで、家計管理も節約も成功に近づきます。

マネー会議の内容

マネー会議の具体的な内容は、まず現在の家計状況です。細かい数字の話ではなく、ざっくりと「これくらい余裕があってこれくらい使える」とか「これくらい赤字だ」といった感じです。

次に、一年間のイベントの確認です。旅行やお祝い事、習い事についても話すといいと思います。

家族のやりたいこと、行きたいところなどを話すのがとても大事なポイントです。みんなのお金の使いたいところをすり合わせて、そのために節約する部分は節約しようと、家族で1つのチームになれば家計管理がうまくいきます。

雰囲気が悪くならないコツ

まずは、飲み物やお菓子など用意して、楽しい雰囲気を作ります。

だらだらやるよりも、30分～1時間くらいに時間を設定します。これは無駄だったと過去を責めるより、楽しい未来に集中します。

結論を出すというよりは、現状の共有、価値観の共有ができていればOKです。

年に一回で十分

頻繁なマネー会議は負担になりがちなので、年にたった1回で大丈夫です。

現状の共有と目的の共有をすることで、一人で家計管理に悩んだり、細かい節約に悩むことがなくなり、家族のお金はうまく回り始めます。

お金の話は、決して気まずい話ではありません。家族の未来を考える大事な話なので、ぜひ楽しくマネー会議をしてみてください。

■執筆／さくのん
食費の見直しで大幅削減に成功し、家族4人食費2万円台をキープする節約主婦。家計管理術や、業務スーパーの推し商品や新作商品などをSNSで発信中。

編集／サンキュ！編集部

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