1.「固定費」で大きく減らす

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「節約」と聞くと、日々の細かい支出の削減をイメージしがちですが、まず見直したいのは「固定費」です。通信費、保険、ジムやサブスクなどの月額サービスは、一度見直すことでその後もずっと節約効果が続きます。
筆者は以前、月6,000円のジムに通っていました。健康のために始めたものの、忙しさを理由にほとんど通えないまま数カ月…。それでも「もったいないから」「いつか行くかも」と解約できずにいました。
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しかし、思い切って解約してみると年間で約72,000円の節約に。しかも、もともと通えていなかったので、暮らしの満足度はまったく変わりませんでした。
一方で、日々の小さな節約も積み重ねれば効果があります。たとえば毎日飲むインスタントコーヒー(1杯20円程度)をやめた場合、1カ月で約600円、年間では約7,000円の節約になります。しかし、こうした「小さな節約」は毎日の習慣に関わるため、人によっては「がまんしている感」が出やすいのが特徴です。
同じ「節約」でも、どこを見直すかによって、効果や続けやすさには差が出ます。まずは「一度見直せば大きく減らせる支出」から整えることが有効です。
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2.「やらない節約」を決める

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節約が続かない原因のひとつは「全部をいっぺんにやろうとすること」です。
「節約」とひと言でいっても、行動によって得られる効果や負担感は大きく異なります。だからこそ、負担が大きいものを無理に続けるのではなく「やらない節約」を決めておくことも大切です。
わが家で、無理をしないために「やらない」と決めている節約を3つ紹介します。
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冷暖房を極端にがまんしない
以前、冷暖房を使わずに乗り切ろうとしたために体調を崩し、薬代がかかったり、自炊ができずに食費が増えたりしたことがありました。結果的に、無理な節約によって出費がかさむことに。それ以来、健康に過ごすための冷暖房は、必要経費と考えています。
「何でも手作り」にこだわらない
食費を抑えるには自炊が効果的ですが、毎回すべてを手作りしようとすると負担が大きくなります。そこで、その日の疲れ具合に応じて、カット野菜や冷凍食品、総菜なども適度に取り入れながら、「家で食べる回数を増やす」ことを意識しています。
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子どもの体験に関わる節約はしない
特に旅先での経験や家族の思い出は、その瞬間にしかできないもの。もちろん、際限なくお金を使うわけではありませんが「ここは大切にしたい」と思う部分にはメリハリをつけてお金を使うようにしています。
このように、「やらない節約」を決めることで、必要以上にがまんせず、無理なく節約を続けやすくなります。
3.「満足度」で支出を評価する

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節約というと「いくら減らせたか」に目が向きがちですが、それだけでは長続きしません。
行動経済学では、人はお金を使い道ごとに分けて考える傾向(メンタルアカウンティング)があるとされています。つまり、同じ金額でも「何に使うか」によって、満足度や納得感は大きく変わるということです。
たとえば、わが家では同じ1万円でも、家族の記念日やお祝いのちょっといい外食では「楽しかったね」と、大きな満足感が残ります。一方で、なんとなく立ち寄ったショッピングモールでの出費(買い物・フードコート・カフェ等)は、同じくらい使ってもほとんど印象に残らないことが多いと感じました。そのため、目的のあるとき以外は行かないようにしています。
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大切なのは、その支出に対して自分が満足できているかどうか。同じ金額でも「使ってよかった」と思える支出には価値がありますが、「なんとなく使っている」お金は見直しの余地があります。支出を「満足度」でとらえると、無理にがまんすることなく、全体の支出を抑えることができます。
「選ぶ」節約で無理なく続ける
節約がしんどく感じる理由は、成果が見えにくかったり、手間が増えたり、生活の質が下がるように感じたりするなど様々。それらを「やらされている」と感じるほど、ストレスを強く感じやすくなります。
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だからこそ大切なのは、無理にがまんするのではなく「自ら選んでいる」と感じられる形に整えていくこと。節約を「削るもの」ではなく「選ぶもの」ととらえ直すことで、同じ行動でも感じ方は大きく変わり、無理なく続けやすくなります。まずは取り入れやすいものから始めてみませんか?
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