1. 仕組みを作った後は放置でOK

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「今月は貯金しよう」「むだ遣いを減らそう」と思っても、忙しい毎日の中でずっと意識し続けるのは大変ですよね。行動経済学では、人はその時々の状況や感情に影響を受け、長期的に見て得な選択よりも、目の前の選択を優先しやすいとされています。
だからこそ大切なのが、最初に「自動で貯まる仕組み」をつくっておくこと。先取り貯蓄や自動積立、口座の使い分けなどを取り入れることで、意識しなくてもお金が貯まる状態をつくれます。
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わが家でやっている仕組みづくりを2つ紹介します。
給与は自動で振り分ける
給与が入ると、「1ヶ月分の生活費口座」「中長期で使う貯蓄用口座」「証券口座(教育資金や老後資金など当面使わないお金を積立投資で準備)」へ、あらかじめ決めた金額が自動で移動するよう設定しています。最初に分けてしまうことで、残った分で無理なく生活しつつ、確実に貯まるよう仕組み化しています。
家計簿も自動化する
支払いはほぼキャッシュレスにして家計簿アプリと連携。さらに、「食品はAスーパー」「日用品はB店」のように「買う店」と「決済方法」をある程度固定することで、手入力や修正の手間を減らしています。紙の家計簿が続かなかった筆者でも、8年以上無理なく把握できています。
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意思に頼る方法は、どうしてもばらつきが出やすいもの。「自動化」しておくことで、日々の状況に左右されず、安定して家計を整えやすくなります。
2. がんばらずに続く習慣だけ残す

「節約しよう」とがんばりすぎると、反動でやめてしまいたくなったり、リバウンドしやすくなったりするもの。家計管理は一時的な努力よりも、「無理なく続けられるかどうか」が大切です。
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人が一日に使える時間や気力には限りがあります。そんな中、手間や負担の大きい方法は続きにくいので、負担の少ない習慣だけ残すことがポイントです。
わが家で続けている節約習慣のなかから2つを紹介します。
どこへでも水筒を持ち歩く
資産が5000万円を超えた現在でも、外出時は水筒を持参しています。外でドリンクを買う場合も、テイクアウトより食品売り場やドラッグストアを選ぶなど、無理のない範囲で調整しています。食洗機対応や洗いやすい形状のボトルを選ぶことで、より続けやすくなります。
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おうちご飯は「ゆるキープ」
できる限り自炊は続けますが、完璧は目指しません。カット野菜・冷凍食品・惣菜も活用し、疲れているときは無理をしないことを優先しています。「家で食べる回数」を意識することで外食が減り、食費の安定につながります。
節約はマラソンのようなもの。どれも一見地味ですが、無理なく続く方法を選ぶことが、長い目で見たときに大きな効果を発揮します。
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3. 当てにいかない投資がいちばん強い

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投資で大きく増やそうとすると、一発逆転を狙いたくなるもの。ですが、そうした方法は再現性が低く、場合によってはマイナスになることもあるのが事実です。
そこで選びたいのが、値動きのブレを分散しながら長期で資産形成を目指す「インデックス投資」。シンプルすぎるあまり「退屈」と揶揄されることもありますが、多くの人にとって現実的で続けやすい方法です。
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たとえば、
・月1万円を積立
・年利5%
で運用できたと仮定します。
この条件で積み立てた場合、
・20年後:元本240万円→約410万円(約170万円増)
・30年後:元本360万円→約830万円(約470万円増)
となります。
同じ「毎月1万円」の積立でも、時間をかけることで増え方に大きな差が出るのが特徴です。30年では、複利の力で元本の2倍以上に増える計算になります。
(※実際の利回りは変動します)
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投資で大切なのは、「うまく当てようとすること」ではなく、早く始めて無理なく続けることです。一度積立設定をしてしまえば、あとは基本的にほったらかしでOK。無理のない金額で続けることで、判断に迷う場面も減らせます。
投資にかける時間や気力を減らし、その分を家族との時間や、自分にとって大切なことに使えるのも、インデックス投資の魅力です。
重要なのは「貯まる設計」
お金を整えるのに必要なのは、センスや根性ではありません。重要なのは、貯まる仕組みを「どう設計するか」です。
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・先に「仕組み」をつくる
・がんばらずに続く「習慣」だけ残す
・当てにいかない「投資」を続ける
この順に整えていくことで、より一層崩れにくい家計にすることができます。一気にやろうとしなくて大丈夫。一つひとつは小さくても、続ければちゃんと差がついてきます。まずはひとつ、「これならできそう」と思うものから始めてみませんか。
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※投資には元本保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任のうえで行ってください。
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