お金、家事、片づけ……。日々のちょっとした「くふう」を積み重ねることは、自分らしく生きる力を育て、毎日を充実させていくことにつながります。ライフスタイルが変わっても心地よく過ごしている50人の方々に、自分や家族を大切にしながら、前向きに暮らすヒントを教えてもらいました。
子どもが巣立ち、夫婦2人の生活が始まる「セカンドステージ」。長年の家族優先から自分たちの時間へとシフトする時、心地よい関係を築くヒントは「ルームシェアのような距離感」にあったと話すJUNさん。今回はお互いの趣味を尊重しながら、今この時を二人で豊かに楽しむ暮らしのくふうを伺いました。
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6年前に夫婦2人きりの生活がスタート。老後を見据えたルール作り

6年前に二男が独立し、夫が長年の単身赴任から戻ってきたタイミングで夫婦2人だけの暮らしが始まったJUNさん。自治体が募集しているシニア向けの求人に応募し、今は事務職として週1~2回のパート勤めをしています。
夫婦2人暮らしと夫が退職した後の生活を見据え、家をリノベーションしたり、家事のシェア率を上げたりと、老後に向けた環境やルール作りを着々と実践中。
「家族だからと甘えずぎず、ルームシェアのようなほどよい距離感が理想。でも、あまり他人行儀なのも居心地が悪いから、2人で一緒に楽しめることを見つけ、意識的に夫婦の時間を持つように心がけています」
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プロフィール

JUNさん
(神奈川県在住・61歳)
- 夫(61歳)
- 長男(33歳)と二男(30歳)は独立
- パート
- 分譲マンション
※取材当時
食のくふう
毎朝飲むスムージー用の野菜は、安いときにまとめて買い、生のまま冷凍

ケールや小松菜などの青菜に冷凍バナナ、手作りのヨーグルト、美酢(ミチョ)、豆乳を加えたスムージーが朝の定番。「青菜は野菜の無人販売所で購入。サッと洗って、生のまま冷凍しておきます」。バナナは甘く熟した見切り品こそ狙い目!
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すき間時間の作りおきで、品数の多いヘルシーな食卓がラクに完成

外食はほぼしないので、すき間時間にちょこちょこ作り置きして、日々のごはん作りの負担を減らします。「野菜は安いときにまとめ買い。ぬか漬けや塩ゆでにしておけば、あと一品欲しいときに添えられて便利」
腸活に欠かせない「〇〇こうじ」作りがマイブーム

塩、こうじ、水に、すりおろしたにんにくや玉ねぎを加えて発酵させ、「〇〇こうじ」を手作り。「万能調味料としていろいろな料理に使えるし、腸活にもなっておすすめです」
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住空間のくふう
リビングの内装は憧れていたテイストを実現

リビングはリフォームを機に、珪藻土の壁や無垢材の床など、今まであこがれていたインテリアを実現。隣の和室のふすまがあった場所は壁に変更し、採光とインテリアを兼ねて室内窓を取りつけました。

和室のふすまを室内窓にチェンジ!
夫婦それぞれのプライベート空間があれば、ケンカもゼロ

夫の部屋
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妻の部屋
個室があると、朝それぞれの部屋から出てきたときに自然と「おはよう」とあいさつでき、それが会話のきっかけに。掃除も各自でやるので、余計なストレスがたまりません。
「好き」を詰め込んだ理想のキッチンで、料理が楽しみに

JUNさんはインテリアに興味のない夫を説得するため、インテリアコーディネーターなどの第三者を交えてプレゼン。「夫婦2人の終の棲家だから素敵にしたい、が殺し文句でした(笑)」
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2人時間のくふう
夫の通勤時間に合わせてウォーキングに出かけるとサボらなくてすむ

雨の日以外は、夫の通勤時間に合わせてウォーキングへ。夫に「今日は行かないの?」と言われると嫌なので、真面目に継続(笑)。「途中で野菜の無人販売所に立ち寄るのも楽しい日課です」
休日の午後はスイーツを食べながらのコーヒータイム

コロナ禍の在宅勤務中、夫がコーヒーにハマったそう。今は休日のお茶の時間にコーヒーをいれるのは、夫の役目。「本やYouTubeで淹れ方を研究しているから、本当においしいんです!」
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週末の午前中は2人で一緒に掃除するルールに

夫に掃除機がけを頼むと、自分が普段やらない場所にもかけてくれることを発見。「2人でやる方が早くてきれいになるから」と、一緒に掃除するのを週に1度の習慣にしました。
キャンプ用のイスを持って出かけ、くつろぎ時間を過ごす「チェアリング」を始めた

キャンプのような大がかりな準備は不要で、気軽に旅行気分を味わったり、自然の中でのんびりくつろげるのがチェアリングの魅力です。「遠出したついでに道の駅に寄って、買い物を楽しむことも!」
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「大人のルームシェア」で、セカンドライフを豊かに
子どもの独立や夫の退職など、ライフステージの変化に合わせて暮らしをアップデートするJUNさん。
個人の時間や空間を大切にしつつ、2人の時間も全力で楽しむバランス感覚が見事です。「家族だから」と甘えずに程よい距離感を保つルールは、これからの夫婦関係をより良好にするヒントに満ちていますね。
撮影/天野良子・有馬秀星・市原慶子・大森忠明・片岡祥・川上明子・キムアルム・桑名晴香・清永洋・髙杉純・林ひろし 構成・文/鹿島由紀子
※掲載した名前、年齢、職業、住居形態、家計などは、22年1月号~ 25年9月号の『サンキュ!』誌面に掲載された当時の情報をもとに転載、再編集しています。内容は取材当時の情報であり、現在とは変わっていることがあります。
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